| ■ 性格・気性 |
| 怖いもの知らずで、知らない人間にはよそよそしい態度で接しますが、飼い主には従順です。水中で活動するガン・ドッグとして優れた能力を持っており、その耐久力を武器に、冷たい水の中にも平然と入り獲物を捕らえます。家庭犬としてはあまり一般的ではありませんが、利口で好奇心も旺盛なので、身近に自由に走り回れる広場や、活動的な毎日を過ごせる環境を整えてあげることができれば、楽しい相棒になるはずです。 |
| ■ 容姿・外観 |
| 力強くスマートな体形。短い巻き毛に被われている尾はラット・テイルと呼ばれ、その名の示す通りネズミのしっぽのように細く先がとがっている。首は長く、大きな鼻は暗褐色、丸味をおびた目の瞳は薄茶色。毛色はレバー1色で、全身を包む被毛は耐水性があり、すっきりした顔を被うように長くゆるやかにカールした冠毛と、足先まですっぽりと包み込むクルクルした縮れ毛が、この犬の大きな特徴となっています。 |
| ■ ケア |
| 日常の手入れとしては、目の粗いスリッカー・ブラシを使ったブラッシングで充分です。ややオイリーな巻き毛は手入れをしないと不潔と思いがちですが、お風呂に入れるのは禁物で、最高のケアはきれいな水の中で定期的に泳ぐことといわれています。 |
| ■ 食事 |
| 若犬〜成犬なら1日1〜2回が目安。一般的にはドライ・フードをベースに、タンパク質(肉・内臓類を煮たもの)、カルシウム(乾燥小魚、チーズなど)、穀類(ごはん、パン)、缶詰フードなどを加えた混合食が、栄養バランスもよく手軽です。過食・カロリー過多による肥満に注意して、犬にとって健康的な食生活をしつけてください。 |
| ■ 運動 |
| 毎日欠かさず充分に運動させることが必要。成犬の場合、大体毎日30分〜1時間くらいの引き運動を2〜3セットと、庭先などで行なう自由運動10〜20分程度を組み合わせるといいでしょう。水泳も得意なので。できればきれいな水の中で水遊びをさせてたげたいものです。暑さには弱いので、夏期の運動は早朝か夜遅くに行なってください。 |
| ■ 歴史 |
| かなり古い犬種といわれ、中央ヨーロッパの後期石器時代や青銅器時代の古い湖から、また、7〜8世紀のアイルランドの遺跡からも、よく似たタイプの頭がい骨が出土しているとか。また、古代ローマの遺跡には、この犬に似た犬の彫刻も残されているそうです。すべてのスパニエルのなかでも特異な犬種で、ポルトガルの漁夫がガロウェイ地方を訪れたときに伴ってきたのが始まりで、祖先にはプードルの血が入っているといわれています。過去にアイルランドに生息していたウォーター・スパニエルの生き残りであり、1850年以降は、アイルランド各地にいるウォーター・ドッグの地域種とバック・クロスを重ね、組織的にブリードされてきています。 |