| ■ 性格・気性 |
| 狩猟犬ならではのスピードと持久力を持っていますが、闘争的ではなく、おだやかな気性の持ち主です。利口で、飼い主のいいつけをよく理解します。鋭い感覚を持っていますが、楽天家で遊びも散歩も大好き。一緒に暮らせば、とても楽しい毎日が送れるはずです。 |
| ■ 容姿・外観 |
| 筋肉質で力強く均整の取れた体形。尾は断尾されます。よく発達した頭蓋、やや平らな額、中くらいの大きさでわずかに楕円形の目の下はすっきりと彫りが深く、両目の間の窪みもはっきりしています。絹糸のように滑らかな上毛とやわらかく密生した下毛の二重毛で、上毛の長さは頭部は短く、ほかは中くらい。毛色は、白にいろいろな斑点のあるもの、ブラック・タン、ローン、レッド、オレンジ、レモンのほか、体全体に白色斑がちらばっているものなどがあります。 |
| ■ ケア |
| ところどころ飾り毛があり、絹糸のような毛質とツヤを保つには多少の手間がかかります。手入れを怠れば、かえって後の世話が大変になりますから、家庭犬でも、毎日のブラッシングとコーミング、定期的な耳掃除を欠かさず行なうことが大切。1カ月に1〜2度はシャンプーとトリートメントを、数カ月に1度はプロにトリミングをしたもらうとよいでしょう。 |
| ■ 食事 |
| 基本的には味の濃すぎる人間食や過食・偏食などに気をつけて健康的な食生活をしつけることが大切です。食事回数は1日2回または1回、運動と栄養の両面からバランスを考えた食事を適量与えます。内容は、総合栄養食であるドライ・フードに、ウェット・フード(缶詰)を加えた混合食が一般的で、健康管理の面でも手軽です。 |
| ■ 運動 |
| 毎日2セット30分程度は速歩や自転車による戸外の引き運動を行ないます。とにかく運動も遊びも大好き。特にスポーツ要素のある遊びは自ら積極的に楽しむので、飼い主がスポーツ好きであれば、コミュニケーションの取れたいい運動ができるでしょう。 |
| ■ 歴史 |
| イギリスの最も古いスパニエル種の記録として、915〜948年、ウェールズを統治していたハウエル・ダー王の法典があり、そこには「王のスパニエルは1ポンドの価値がある」と記されているとか。この法典に登場する犬は、イギリス産のスパニエル種のほとんどの祖先とされるランド・スパニエルといわれています。イングリッシュ・コッカー・スパニエルの祖先もこの犬であると考えられていますが、ほかにフランスのブリタニー・スパニエルを祖先として、これとトイ・スパニエルのブレンハイムを交配してつくられたという説もあります。17世紀ごろからヤマシギ猟に活躍するようになり、コック(=シギ)をつかえる犬、つまり「コッカー」と呼ばれるようになったのです。このイングリッシュ・コッカーは、アメリカン・コッカーの祖先犬であり、また、イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルとは兄弟犬の仲でもあります。 |