| ■ 性格・気性 |
| 聡明で、優しく、活動的で作業欲も旺盛。いつ見ても楽しそうで、未知のものや状況の変化に敏感。でも、精神的に安定しているのでほとんどの場合、騒ぎ立てることはなく臆病なところもまったくありません。甘ったれな面があるので、一緒に遊んでやるとたいへん喜びます。 |
| ■ 容姿・外観 |
| コンパクトな体形に彫りの深い形のよい頭部と、全身のバランスのよい犬。鳥猟犬のなかでは最も小柄で、尾は断尾されて背のラインより少し上向きになっているのが特徴です。よく発達してわずかに丸みをおびた頭蓋、額は平らで、両目の間の窪み、額溝、眉がはっきりしています。知的で柔和、機敏さを感じさせる目は、ややアーモンド形で丸くはっきりと見張っています。被毛は二重毛で、絹糸のように滑らかで、まっすぐかわずかにカールしているものがよいとされています。毛色は、ブラック(黒一色または黒にタン・ポイントのあるもの)、アスコブ(レバー、チョコレート・ブラウンなど黒以外の単色または斑点のあるもの)、パーティ・カラー(斑のあるもの以外の二色毛のもの)、タン・マーキング(明るいクリーム色から濃い赤色までのタン・ポイントが基本の毛色に10%以内で含まれるもの)となっています。アメリカで最も愛されてきた犬ということもあってか、ショー・ドッグにはたいへん細かく厳しい基準が設定されています。 |
| ■ ケア |
| 家庭犬の場合は、毎日のブラッシングと月1回のシャンプー、季節ごとのトリミング程度でよいでしょう。ただ、耳が長いので内側の汚れに注意して、こまめにケアしてあげてください。ちなみに、ショー・ドッグにするなら、1日1回のブラッシング、週1回のシャンプー、月1回のトリミングが不可欠です。 |
| ■ 食事 |
| 食事:1日2回または1回、運動と栄養の両面からバランスを考えた食事を適量与えます。一般的には歯の健康に一役買うドライ・フードを中心に、煮干しなどのカルシウム類、肉類などのタンパク質、穀類、缶詰などを加えた混合食がいいようです。基本的には味の濃すぎる人間食や過食・偏食などに気をつけて健康的な食生活をしつけることが大切。 |
| ■ 運動 |
| とにかく運動も遊びも大好き。毎日2セット30分程度は速歩や自転車による戸外の引き運動を行ないましょう。特にスポーツ要素のある遊びは自ら積極的に楽しむので、飼い主がスポーツ好きであれば、コミュニケーションの取れたいい運動ができるでしょう。 |
| ■ 歴史 |
| 1620年、イギリスからアメリカへ出帆した第1号の移民船メイ・フラワー号に乗船していた2頭の犬のうちの1頭がコッカー・スパニエルだったといわれています。後続の移民船でも、スパニエル種が持ち込まれましたが、多くがマールボロー系の頭部が丸く鼻口部が短い小柄なタイプで、それらが愛玩犬として飼育され、現在のアメリカン・コッカー・スパニエルとなったようです。1870年、アメリカでドッグ・ショーが開催されるようになって以来の出場常連犬で、しばらくはほかのコッカー・スパニエル種と同じ犬種標準で審査されていましたが、1945年からアメリカン・コッカー・スパニエルとして、別個の犬種標準が設定されました。アメリカではずっと高い人気を誇っており、ディズニー映画「わんわん物語」の主人公としても活躍。日本では、昭和30年代から、家庭犬のなかの人気犬種として、現在にいたっています。 |