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北海道犬(ほっかいどうけん)
鋭い感覚と強い警戒心、クマに対しても臆さず立ち向かう勇敢さは、まさに獣猟犬の鑑といえる北海道犬。飼い主には忠実で、家につくという一面も持ち、番犬、家庭犬としても優れた犬種といえます。
原産国 日本(北海道)
体高 オス48.5〜51.5cm メス45.5〜48.5cm
体重 オス20.5〜29.5kg メス20.5〜29.5kg
■ 性格・気性
クマに合ってもビクともしない勇敢さを持つ犬。感覚が鋭く、警戒心も強いので、見知らぬものに対しては大胆に立ち向かっていく一面があります。しかし、飼い主に対しては忠実で、家につく性質も強いので、上手にしつければ、飼い主家族とその家をしっかり守る頼もしいパートナーになるはずです。
■ 外観
よく引き締まり均整のとれた体形は、発達した筋肉とがっしりした骨格によってつくりあげられたもの。体高と体長の比率は10対11で、メスのほうが体長はやや長いのも特徴のひとつです。体質は強靱で、厳しい寒さや豪雪にもへこたれない猟犬として鍛えられた忍耐力と持久力は、北海道犬ならではのものといえるでょう。まっすぐな鼻筋、引き締まった口、強い歯の持ち主で、目は小さめの三角形、瞳は暗褐色、前傾気味に立つ耳は小さく厚い三角形の袋耳です。被毛は、粗くて硬い上毛とやわらかな下毛からなる二重毛。毛色は、赤、虎、胡麻、白、黒褐色など。鼻の色は黒ですが、毛色の白いものは肉色でも許されます。
■ お手入れ
通常の手入れは運動後のブラッシングだけと比較的簡単です。ただ、二重被毛のため、春から初夏にかけての換毛期には、やわらかな下毛が固まって体表に浮いてきます。自然の脱落にまかせていると、皮膚病にかかってしまうことがあるので、特に換毛期には、スリッカー・ブラシや金属製コームを使ってこまめに下毛を取ってやることが大切です。ひどく汚れが目立ったら、冬場は熱い湯で絞ったタオルでよく拭いてやること、夏場は週1度の割でシャンプーするといいでしょう。
■ 食事
成犬の食事回数は1日1回または2回のいずれか。1日1回の場合は夕方与えるのがベストです。栄養的にはドライ・フードだけでも充分ですが、嗜好性を加味してあげたいならば、ドライ・フードを基本にして、ウェット・フード(缶詰め)のほか、タンパク質(肉類・内臓類を煮たもの)、カルシウム(乾燥小魚、チーズなど)、穀類(パンやごはん)などを加えた混合食を与えてもいいでしょう。健康維持のためにも、人間食の与えグセや過食・偏食に陥らないよう、適量を規則正しく与えることを心がけてください。
■ 運動
毎日の運動はたっぷりと時間をかけることが必要。1日2回、引き運動と自転車運動を交互に組みあわせて、1回最低30分〜1時間は運動させたいものです。走り込ませるのは食前がベター。食後になる場合は、体調トラブルを避けるため、1時間程度の休憩をとってからにしましょう。
■ 歴史
北海道犬の祖先は秋田犬と同じマタギ犬といわれています。アイヌが東北地方から北海道へわたる際、一緒に連れていったもので、以来、長い年月、狩猟を生業としていたアイヌの人々のよきパートナーとして、北海道の厳しくも豊かな大自然のなかを縦横無尽に走り回り、クマをはじめとする獣狩りに活躍してきました。昭和12年には天然記念物に指定され、それを機に名前をアイヌ犬から北海道犬へと改められました。現在は、獣猟犬としてだけでなく、家庭犬としても飼育されています。諸外国では滅多に見られませんが、ドイツではブリードされているとか。
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