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WanNyan大図鑑Wan図鑑テリア
ワイアー・フォックス・テリア
「テリア」と聞くと愛玩犬をイメージしがちですが、ラテン語の「テラ=土を掘る」に由来するように、元来は猟犬として働き闘う、明朗活発で強気な犬種。その典型的気質と個性的な姿から世界的に有名な人気テリアで、毛質を表わす「ワイアー」という言葉はこの犬種の通称にもなっています。
原産国 イギリス
体高 オス39cm メス/オスよりやや小さい
体重 オス8kg メス7kg
■ 性格・気性
素早く狡猾なキツネを狩った犬だけに、用心深く、抜け目なく、感覚も動作も鋭敏。持久力もありエネルギッシュな働き者です。ただ仲間以外には非友好的で、興奮しやすく気性も激しいので、特に噛みグセをつけないよう、厳しく忍耐強く訓練してください。利発そうなまなざしは本物。しつけさえ身につけば明るく賢く忠実な家庭犬に成長します。
■ 外観
被毛は平たく少しウェーブかかった剛毛で、密生した下毛を持っています。毛色で多いのは白地に黒・ブラウンの2色斑ですが、白に黒斑、ブラウン斑もいます。小粒ながら骨格はしっかりしており、力強く締まった筋肉に富むバランス抜群のスクエア(四角)体形の持ち主。ショー・ドッグの場合、尾は大体4分の3を残して断尾されます。顔はマズルと呼ばれる鼻から口にかけての部位が長く、耳がピョコンと前に折れているのが特徴。凛とした目つき、しっかりと大地を踏みしめる立ち姿は堂々としており、前肢を時計の振り子のように揺らしながら歩く姿も印象的です。
■ お手入れ
ショー・ドッグにするなら相当手の込んだケアが必要。家庭犬なら多少の手抜きはできますが、毎日のブラッシング、月に1度くらいの入浴、ときどきの耳そうじ程度は、最低限行なってください。シャンプーしたときはドライヤー乾燥を欠かさないように。また、トリミングによってルックスに大差が出る犬種ですので、ショー・ドッグとして本格的に飼育するなら、子犬期から手入れに慣れさせておくことも大切。ストリッピング(指かナイフによる毛抜き)や四肢のフィンガー&サム・ワーク(指で少量の毛を抜く)、細めグシで死毛を掻き取るレイキングなど、多くのテクニックを要するので、きちんと手入れしたいなら、プロに任せたほうがいいでしょう。
■ 食事
若犬〜成犬なら1日1〜2回与えます。おすすめはドライ・フードにタンパク質(赤身肉、鳥のササミなどの肉類、レバーなど内臓類を煮たもの)、カルシウム(煮干しやスキムミルク、チーズなど)、穀類(米、パン)を混合し、季節や体調で肉類を調節した食事。栄養は薬剤でなく必ず食べものでプラスし、カロリー過多による肥満に留意します。ショー・ドッグであれば、脂肪分の摂り過ぎ(四肢の先が茶にやける)、カルシウム補給の骨の与え方(30分程度煮た豚のバラ骨を乾燥させたものを与えること。牛骨は硬すぎるので頬がふくらむ可能性がある)にも要注意。
■ 運動
毎日20〜30分程度の速歩による引き運動が基本になりますが、飼育方針によって多少の差があります。ショー・ドッグなら満腹時の運動グセは、健康と姿勢に悪いため必ず空腹時に行ないます。また自転車やバイクで走らせ過ぎると、筋肉隆々になって犬種らしさが保てなくなります。気をつけてください。
■ 歴史
非常に古い犬種だが詳細は不明。貴族のスポーツである狩猟や、牧場の害獣退治など、いずれもキツネを狩ったことから、18世紀に「フォックス・テリア」の名がついたようです。初期はキツネと同系色で、間違って射殺されたことから改良を進め、まずスムース(短毛)が誕生。剛毛のワイアーは、その後の交配で登場しました。現在は家庭犬としても大人気。現形態の直接の祖先犬は、ヨークシャー地方のトム・ケンダル氏が所有していた1866年生まれの「オールド・ティップ」(オス/1920-1930)といわれています。
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