| ■ 性格・気性 |
| 性格はとても陽気で活発です。そしてその陽気さの中に誇り高い自尊心を持っているのも、シー・ズーの魅力のひとつ。祖先たちがチベットの寺院で神聖視されて育てられ、中国へ渡ってからも宮廷で王族たちに愛玩されて犬種を形成されていったという歴史が、シー・ズーをこのようなプライドに満ちた犬にしたのでしょう。堂々と胸をはり、頭を充分にもたげた立ち姿には、しばしば貴族的な品位さえ感じさせられます。それに、シー・ズーはとても利口で、感情表現が豊か。おまけに社交的です。怒りもすぐにあらわしますが、喜びの表情はもっとストレートで、機嫌のよいときはイキイキと自由奔放に走り回り、誰にでも愛想を振りまきますから、周囲の気持ちも明るくしてくれます。ただし、来客などのときは、犬を犬舎のなかに入れて扉を閉じておきましょう。 |
| ■ 外観 |
| ラサ・アプソに似ていて、長い毛が頭部をおおい、ほとんど目と鼻をおおいかくしているのが特徴。全身が長い毛でおおわれれいるほか、大きな耳にもたくさんの長毛があり、頭の毛と混ざっているように見えます。 |
| ■ お手入れ |
| 美しい被毛が自慢のシー・ズーにとって、ブラッシングは毎日の手入れの基本です。まず、ていねいにコーミングとブラッシングをしてからシャンプー。そのあと、ピン・ブラシで全体の毛を整え、毛のほつれをほぐしたら、コームで同じ手順をくり返します。毛のもつれがひどい場合はスリッカーや手でほぐしてから始めてもかまいません。毛玉は予防が肝心ですが、できてしまったらハサミでカットするか、プロのグルーマーに任せたほうが無難です。 |
| ■ 食事 |
| 食事は6カ月頃から徐々に朝夕2回与え、1年を過ぎたら1日1回。常に新鮮な水の用意も忘れずに。 |
| ■ 運動 |
| 小型の室内犬なので、室内や庭での自由運動で充分に運動量は足りると考えがちですが、あまり外に出さず、他人にも合わずにいると、ストレスがたまったり、内弁慶で臆病な犬になったりしてしまいます。リードは毛を痛めないようなものを用います。まずリードに慣れさせてから、外に連れ出しましょう。引き運動中は人の左側に犬をつけて、人と犬が歩調を合わせて一定の速度で歩きます。 |
| ■ 歴史 |
| 中国の王宮で数百年に渡り飼育されていたペキニーズとラサ・アプソの混血によって誕生したといわれているシー・ズー。神の使者として神聖視され、獅子狗(シー・ズー・クウ)と呼ばれていました。1930年イギリス人の旅行者が持ち帰り、ヨーロッパに紹介。しかし、ラサ・アプソとの区別がはっきりしていなかったため同一犬種として扱われていましたが、1934年ラサ・アプソから分離独立。アメリカ・ケネル・クラブの第一号は1969年に登録されていますが、日本では昭和30年代の末(1960年代初頭)に紹介されていました。 |