| ■ 性格・気性 |
| 利口で飼い主には忠実。しかもおだやかで、表情に富む顔をもち、育ち盛りの子どものよい遊び相手になってくれます。他の犬との同居も厭わず、家庭で飼えば、本当に信頼できる友達になるでしょう。犬を主人公にした話にもしばしば登場し、海や川でおぼれかけた人を救ったという話は数えきれません。 |
| ■ 外観 |
| どっしりとした体格。被毛は平らで水をはじく二重構造。油脂分を含む厚いダブルコートは反対方向になでてもすぐに元にもどります。四肢は飾り毛におおわれ、尾にも良い毛が生えています。基本的な毛色は、ソリッドでは黒、茶が一般的。ランドスィーアは白地に黒斑で、頭部は黒一色、もしくは黒字に口吻のみ白が入り、ブレーズとして入っていても差し支えありません。島で育まれただけあり、沼地や海岸を歩くために足には水かきがついているのが特徴です。 |
| ■ お手入れ |
| 輝く毛並みを保つにはきちんとした手入れをしなければなりませんが、犬が健康であればそれほど神経質にグルーミングする必要はありません。足に水かきがあるため、外から泥やゴミを犬舎のなかにもちこむことがよくあります。また、泳いだら真水で洗いよく流い、よく乾かすこと。ブラッシングも重要なポイントです。 |
| ■ 食事 |
| 栄養の偏らない良質な食事を与えることが肝腎。成長が早く、あっという間に筋骨の充実した成犬になるため、ライフ・ステージにあった分量の調整を怠らないこと。 |
| ■ 運動 |
| 何はともあれ、運動スペースは必要。引き運動に加え、たまに泳がせると心身に大きなプラスを与えます。陸上でも水中でも何の苦労もなく作業を進められる犬で、荷車引きなどは恰好のスポーツ。犬の意欲に引かれ、輓犬(ばんけん)コンテストに参加する飼い主も多いとか。荷車の設計図や引き具は一部のペット・ショップで扱っているので、チャレンジしてもよいでしょう。 |
| ■ 歴史 |
| 16世紀の末ごろイギリスやフランスの漁師がニューファンドランド海域が出漁したときに連れていた犬とも、ノルウェー人によって持ち込まれた犬にレトリーバーを配して作り出されたとも、グレート・ピレニーズが祖先犬であるという諸説があり、あまりわかってはいません。19世紀のはじめ、ニューファンドランドからヨーロッパへ持ち込まれ人気犬種になりました。当時のイギリスの画家ランドースィーア卿が黒と白の2色毛のニューファンドランドを描き、一躍この毛色の犬が人気を集めたというエピソードや、20世紀のアメリカの画家メガリーがこの犬を描くなど、昔も今も画家の魂に訴える魅力をふりまいていることに変わりません。現在は家庭犬として北欧諸国で多く飼われています。 |